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社員紹介

研究職

薬効薬理担当 K.S.

※掲載内容は、取材当時のものです。

なぜ製薬業界(この仕事)を目指したのですか?

幼少期に体が弱くて薬のお世話になった経験から「薬に携わる仕事がしたい」という思いを抱き、製薬業界を志しました。数ある職種の中から研究職を選んだのは、大学の研究室で出会った先輩の影響です。世の中の誰にも正解が分からない事象について自分で仮説を立てて検証する、という研究の楽しさを教えていただきました。今、製薬企業の研究職として働いて感じるのは、患者様に対して負う責任の重さです。私たち研究職は、どのような薬効を持たせるか?どのくらい薬効を持続させるか?安全性は?使い勝手は?…と多くの特性を決めることで”化合物”を”薬”へと育てていきます。「こんな薬があれば良いのに」という患者様の思いに応える責任を感じながら、「ここが腕の見せ所!」と自分を奮起させて日々研究に邁進しています。

One day Schedule

8:00
出社、メールチェック
9:00
実験
12:00
昼食
14:00
本社へ出張(他社との会議)
16:00
研究所に戻り打ち合わせ
17:00
実験データ整理、調べもの、メールチェック
19:30
帰宅

※掲載の時間は、ある日の1例です。当社の1日の所定労働時間は、7時間45分です。

現在の仕事、活動について教えて下さい。

肝臓疾患の治療薬創出に携わっています。未だ治療法が見つかっていない疾患に対する医療ニーズの分析により"理想とする薬の姿"を明確にし、先行開発品では達成し得ない画期的な治療薬の創出を目指しています。現在は主に以下の業務に取り組んでいます。
・臨床病態解析を行い、新規創薬標的や先行開発品では効果が不十分な患者層を探索しています。
・私たちのコンセプトに合う新薬候補化合物やシーズを広く求め、国内外の企業やアカデミアからの情報収集や共同研究を行っています。私は主に非臨床モデルを用いて化合物を薬効評価し、薬としての可能性を検証しています。
学生時代には研究職というと、実験に明け暮れる日々を想像していました。しかし、現在の仕事では、実験に限らず情報収集や外部との連携活動にも積極的に取り組んでいます。アカデミアの先生方との意見交換や国内外企業との交渉等は、企業の研究職だからこそ経験できる場であり、やりがいを感じています。

EAファーマの発足により、よかったと思うことは何ですか。

特に研究所においては、エーザイ(株)及び味の素(株)からの出向者と一緒に働いており、多彩な人材が揃っています。そのため発想が多様性に富んでいることは勿論、各社相互の技術活用によるシナジー効果も大きいです。研究所間の交流会も活発に行っており、新たなテーマの創出に取り組んでいます。

部署の雰囲気はどうですか

私はこの職場で、上司としても女性としても尊敬できる、ロールモデルとなる方と出会いました。自主性を重んじ、提案に対してまずは挑戦させて見守る寛容さを持つ方です。私が所属するチームはその上司を中心に結束を強めてきました。メンバーはとてもアットホームで、良いデータが出たときはみんなで喜び、予想外のデータが出たときにはみんなで解決策を考えます。また、実験が立て込んでくるとチーム一丸となって助け合います。他のチームも含めて部署全体に同様の働きやすい雰囲気があり、例えば小さな子どもがいるパパ・ママも多く活躍しています。

プライベート(土日や長期休暇)はどの様に過ごしていますか?

土日は定期的にネイルや整体に通って、心身ともにリフレッシュしています。友人あるいは夫と飲みに出かけることも多いです。旅行が好きなので、土日に国内旅行をすることもあります。先日は友人と京都へ行きました。長期休暇は海外、特にビーチリゾートに行くことが多いです。ここ数年はセブ島へ5回ほど一人旅しました。現地でできた友人とジンベイザメを見に行ったり、現地の屋台でごはんを食べたり、日本ではできない非日常体験を楽しんでいます。

今後の目標を教えて下さい

なんといっても最大の目標は、患者様の元へ私が手掛けた薬を発売しお届けすることです。そのために、外部連携活動も活用しながらいち早く臨床ステージへ上げられる新薬候補化合物の創出を目指しています。また、さらに先の未来で求められる画期的な薬はどんなものか、ビジョンを持った研究者になりたいと思っています。いずれはリーダーとして、自分が創りたい薬の”あるべき姿”を明確に示し、実現に向けてチーム一丸となって研究に取り組んでいきたいです。現在の仕事を通じて社内外の様々な人とのネットワークを構築し、最先端の情報を収集しながら創薬の経験を積んでいこうと考えています。

学生の皆様へのメッセージ

研究職として就職活動をする中で、「私にはアピールできるような実験手技も成果もない」と思うことがあるかもしれません。私は就職活動中にそんな気持ちになり、なかなかエントリーシートが書けませんでした。でも、本当に大切なのは実験手技や成果ではなく、研究の中で自分がどれだけ真剣にシナリオや仮説を構想し、それを検証してきたか、課題解決に取り組んできたかだと思います。また是非この機会に、製薬企業の研究職としてどのような思いを持って創薬に取り組むのか、そしてチームで働く中で自分がどのような役割を果たしたいか、そんなことも考えてみてください。創薬への強い思いを持つチームメンバーをお待ちしております。

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